CA東海道線東静岡駅 草薙→東静岡間(下り:豊橋方面) 平日朝ラッシュ 混雑調査 (2023/6/12)
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調査データ (2023/6/12(月) 7:00-9:00)
【補足】
- 上記は青春18きっぷシーズン外のデータです。
- 輸送人員、混雑率は混雑ポイントから換算した推定値です。実際とは数%程度の誤差が出る場合があります。
- 換算混雑率は4両(3ドアロングシート車)で算出しています。
- 特急(ふじかわ)、HL(ホームライナー静岡)は着席前提のため、着席率表示としています。100%が全座席埋まっている状態を示します。
- 特急、HLを除き、全列車20M、3ドア、ロングシート/[セミ]クロスシート車です。
- 東静岡駅(2番線)の階段位置は乗車位置番号(~)のです。
- 混雑率欄のマーク(ⅰ,ⅱ,ⅲ,ⅳ,ⅴ)は混雑具合を示しています。JR東日本アプリと同等の表示にしています。
ⅰ:座席に座れる程度
ⅱ:ゆったり立てる程度
ⅲ:少し混み合っている
ⅳ:肩がふれあう程度
ⅴ:かなり混み合っている
混雑データサマリー
時間:7:30-8:30 (最混雑60分間) 本数:8本
【補足】
- 上記はHL(1本)を除外した値です。
- 混雑率は3ドアロングシート車(211系/313系2000代)は定員145人(1両)、3ドアセミクロスシート車(313系3000代)は定員135人(1両)、ドア横スペースの狭い3ドアクロスシート車(313系8000代)は定員130人(1両)で算出しています。
- 全車両の平均値は両数が統一されていないため加重平均値です。
前回調査時との比較
時間:7:30-8:30 (最混雑60分間) 本数:8本
【コメント】
今回(23/6/12)は前回(14/6/6)(9年前)に比べて朝ラッシュ時ピークの利用客が約20%も減少していることがわかります。
今回の調査時は悪天候だったため普段より利用客が下振れしていた可能性もありますが、2020年のコロナ流行を機に利用客が大きく落ち込んでいそうです。
始発駅で見ると、富士以遠発(6本)の減少率が大きく(-23%)、興津発(2本)の減少率は比較的小さい(-12%)ため、 主に由比以遠からの通勤通学客が中長期的な人口減とコロナの影響により減少している可能性が高そうです。
特に、8:25着(調査日は遅延発生のため8:27着)の混雑が著しく緩和されていますが、数年前のダイヤ改正で前後の列車との間隔がかなり小さくなったため、前後の列車に一部乗客が移行したのが要因と思われます。
(直前の列車との間隔は8分から4分、直後の列車との間隔は16分から10分にそれぞれ縮小)
朝ラッシュ1時間の平均混雑率は80%未満となっているため、2024年度以降の315系4両投入を機に輸送力が見直される可能性がありそうです。
6両から4両に減車換算しても満員とはならない(混雑率100%未満に留まる)興津始発と8時台の全列車が狙われるかもしれません。
補足
国交省で公開されている公式の混雑率データについて
国交省のサイトで公開されている公式の静岡口の混雑率データは下記の理由で実態より低めに計上されていますので、注意が必要です。
- HL(1本)もなぜか混雑率の集計対象(母数)に含まれており、空席多数のHLが全体の平均混雑率を押し下げている
→JR東海以外の事業者は追加料金の必要な着席前提の優等列車は混雑率の集計対象には含めていません。
→当サイトでも、着席前提のHLは混雑率の集計対象に含めるべきではないと考えから、HLは集計対象から除外しています。
- JR東海の3ドアロングシート車(211系5000代/313系2000代)の定員が過大に1両あたり150人で算出されている →JR東日本の4ドアロングシート幅広車は定員148人、関東私鉄の20メートル4ドアロングシート車は概ね定員140人で算出されています。
→4ドア車よりも収容力の劣る3ドア車の方がなぜか定員が多く設定されるという不可解な状況のため、数値上の混雑率が低めに算出されてしまい、実態と乖離が起きています。
→当サイトでは、JR東海の3ドアロングシート車は定員145人で算出としています。(140人にすると公式データとの乖離が大きくなって比較しづらくなるため妥協案を採用)
また、公式では静岡口下りは東静岡→静岡間が最混雑区間となっていますが、朝ラッシュ時の東静岡駅を観察すると乗車客よりも降車客の方が多いため、実際の最混雑区間は草薙→東静岡間と思われます。