CA東海道線静岡駅 安倍川→静岡間(上り:熱海方面) 平日朝ラッシュ 混雑調査 (2022/7/4)
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調査データ (2022/7/4(月) 7:00-9:15)
【補足】
- 上記は青春18きっぷシーズン外のデータです。
- 輸送人員、混雑率は混雑ポイントから換算した推定値です。実際とは数%程度の誤差が出る場合があります。
- 換算混雑率は6両(3ドアロングシート車)で算出しています。
- HL(ホームライナー静岡)を除き、全列車20M、3ドア、ロングシート/クロスシート車です。
- 静岡駅(1,2番線)の階段位置は乗車位置番号(~)のです。
- 混雑率欄のマーク(ⅰ,ⅱ,ⅲ,ⅳ,ⅴ)は混雑具合を示しています。JR東日本アプリと同等の表示にしています。
ⅰ:座席に座れる程度
ⅱ:ゆったり立てる程度
ⅲ:少し混み合っている
ⅳ:肩がふれあう程度
ⅴ:かなり混み合っている
混雑データサマリー
時間:7:30-8:30 (最混雑60分間) 本数:8本
【補足】
- 上記はHL(2本)を除外した値です。
- 混雑率は3ドアロングシート車(211系/313系2000代)は定員145人(1両)、3ドアセミクロスシート車(313系3000代)は定員135人(1両)、ドア横スペースの狭い3ドアクロスシート車(313系8000代)は定員130人(1両)で算出しています。
- 全車両の平均値は両数と停車位置が統一されていないため加重平均値です。
前回調査時との比較
時間:7:30-8:30 (最混雑60分間) 本数:8本
- 前回(2017/6/9)は7:22-8:22が最混雑60分間です。
【コメント】
2017年以来、5年ぶり(コロナ禍以降初)の調査を行いました。
全体的に新型コロナの影響からか5年前よりも混雑が若干緩和されている印象を受けました。
特に気になったのがHLの着席率の低下です。
5年前は静岡4号はほぼ満席に近い状態だったのですが、今回は半数程度しか座席が埋まらない結果となりました。
原因としては新型コロナの影響の他には下記が考えられます。
- 2020年3月ダイヤ改正から藤枝で先行普通の追い抜きを行わなくなり、所要時間が大幅に増加したため、HLのメリットが薄れ一部乗客が普通列車に移行した
- HLの前後の列車にはかつて中央線のCLで使用されていた313系8000代(シートピッチの広いクロス車両)が4本も充当されており、着席さえできればかなり快適なため、そちらに一部乗客が移行した
2022年3月のダイヤ改正で新たに静岡区に加わった注目の転換クロスの313系8000代はピーク時に4本も設定されていますが、やはり車両構造上ドア付近に乗客が密集して車両中ほどは比較的余裕がある状況でしたので、以前のロングシート車の充当が望ましいと感じました。
ただ、積み残しなどは発生していないため、耐えられるレベルではあります。
なお、調査当日は7時台後半まで雨が降り続く状況でしたので、7時台の各列車については、静岡駅の階段に近くて便利な先頭車両の乗車人数が普段よりも少なめの可能性があります。
【理由】途中駅の西焼津・安倍川は先頭車両の停車位置に屋根がないため、当該駅利用者の一部が雨を避けるために先頭車両から後部車両に乗車位置を変更した可能性があるため
なお、雨は8時前には止みましたので、8時台以降の各列車の先頭車両の混雑状況については普段通りに戻っていると思われます。
前回調査した5年前(2017年)からは新型コロナの影響などで多少混雑が緩和されているものの、静岡駅の階段に近い1両目、4両目を中心に依然として肩がふれあう程度(ⅳ)の車両が多く見られますので、当面は今の輸送力が維持される可能性が高いと思われます。
また、2024年度以降には315系4両編成の投入も予定されており、朝ラッシュ時間帯の車両編成がどのように変化するのかも注目ポイントです。
補足
国交省で公開されている公式の混雑率データについて
国交省のサイトで公開されている公式の静岡口の混雑率データは下記の理由で実態より低めに計上されていますので、注意が必要です。
- HL(2本)もなぜか混雑率の集計対象(母数)に含まれており、空席多数のHLが全体の平均混雑率を押し下げている
→JR東海以外の事業者は追加料金の必要な着席前提の優等列車は混雑率の集計対象には含めていません。
→当サイトでも、着席前提のHLは混雑率の集計対象に含めるべきではないと考えから、HLは集計対象から除外しています。
- JR東海の3ドアロングシート車(211系5000代/313系2000代)の定員が過大に1両あたり150人で算出されている →JR東日本の4ドアロングシート幅広車は定員148人、関東私鉄の20メートル4ドアロングシート車は概ね定員140人で算出されています。
→4ドア車よりも収容力の劣る3ドア車の方がなぜか定員が多く設定されるという不可解な状況のため、数値上の混雑率が低めに算出されてしまい、実態と乖離が起きています。
→当サイトでは、JR東海の3ドアロングシート車は定員145人で算出としています。(140人にすると公式データとの乖離が大きくなって比較しづらくなるため妥協案を採用)